どうも形成外科専門医の王子富登です。
本日は先天性眼瞼下垂のかたをご紹介します。
どこで手術を受ければいいの?先天性眼瞼下垂症。
先天性眼瞼下垂症でお悩みのかたはかなり多くいらっしゃいます。
特に症状が片側だけだったり、症状が軽度なかたは
手術をうけることに躊躇してしまいがちです。
手術を受けるかどうか、どこで手術を受けるか、
親御さんはとても心配でしょう。
そして眼瞼下垂症のお子さんをもつかたにとって、
参考になる症例を紹介するサイトなどはかなり少ないのが現状です。
(NPO団体 眼瞼下垂の会のHPはすごくよくまとまっていますのでぜひご覧になってください。)
まぶたブログも少しでもお役にたてれば幸いです。
軽度の先天性眼瞼下垂症に対する挙筋腱膜前転術
10代男性。
生まれつきの左眼瞼下垂症(単純性)です。
術前写真です。
軽度の先天性眼瞼下垂であったため、
局所麻酔下に左のみ挙筋前転術を行いました。
術後1年の写真です。
とてもよい結果です。
ご本人はもちろんのこと、ご両親にも大変喜んでいただけました。
写真の使用をご快諾いただきありがとうございます。
先天性眼瞼下垂は様々な病態があり、
術式の選択は難しいです。
お子さんの視機能や癖などを含めて総合的に判断します。
安定した結果をだすことは後天性眼瞼下垂の治療より難しく、
数回の手術が必要になる場合もあります。
なるべく少ない手術回数でよい結果を得るためには、
経験豊富な形成外科で手術を検討するのがよいでしょう。
次回はデザインと経過をお伝えします。
千葉県での先天性眼瞼下垂治療は