どうも形成外科専門医の王子富登です。
皆さま連休楽しめたでしょうか。
私は久しぶりに運動と映画と買い物を楽しみました。
本日はまぶたではなく、爪の治療です。
痛くて痛くてどうしようもない巻き爪
「痛くて家事すらできません。」
手の親指の爪をみせながらこうなげきました。
70代の女性です。
近くの皮膚科に通うも、軟膏と痛み止めをだされるだけで、
まったく改善しないため、当院を受診しました。
術前の写真です。
爪が肉に食い込んで、見るからに痛そうな写真ですね。
このままほっておくと、痛い部分からばい菌が入り、
化膿してしまうでしょう。
このくらいの重症な巻き爪は手術でしか治りません。
ワイヤーなどは一時的な時間稼ぎで、根治しません。
術後9か月の写真です。
劇的な改善を認めます。
「痛みもまったくなくなり、水仕事も安心してできるようになりました。」
と大変喜んでいただきました。
やりがいのある治療ですね。
写真の使用のご快諾ありがとうございます。
「爪を抜いただけじゃないの?」
といわれるかもしれませんが、違います。
それだと確実に再発します。
再発予防の策が大切です。
次回は手術内容について紹介します。
形成外科ではこういった爪の難しい治療も行っています。
皮膚科を受診して治りませんと言われた方も、
あきらめないで形成外科を受診してくださいね。