どうも形成外科専門医の王子富登です。
本日は東邦大学医療センター佐倉病院で、
眼瞼下垂症手術(小切開法)、大きな血管腫の切除術、指の粘液嚢腫の手術がありました。
とてもうまくいきましたので、結果が楽しみです。
明日も眼瞼下垂症手術(挙筋腱膜前転術、眉毛下切除術)が二件ありますので頑張ります。
さて今回は、皮膚のたるみが多い眼瞼下垂のかたの治療です。
どのくらい皮膚を切り取るか。それが問題です。
眼瞼下垂の手術の際の皮膚切除量をどのように決めるか
に関しては様々な議論があり、正解はありません。
絶対に正しいことといえば、
結果がすべて
ということくらいでしょう。
術前の写真です。80代女性ですが、とても若々しい雰囲気のかたです。
主訴は、ものがみえにくい、肩がこるとのことでした。
事前に鏡を使って打ち合わせをしますが、
見た目の二重幅は1mm以上欲しいとのことで、
なるべくご希望通りに行くようにデザインしました。
局所麻酔での眼瞼下垂症手術(挙筋腱膜前転)を行いました。
術後6か月の状態です。
経験者にはわかると思いますが、結果をだすのが難しいまぶたです。
しかしとても良い結果で患者さんも喜んでいただけました。
写真使用のご快諾ありがとうございます。
次回は手術のデザインと皮膚切除に関する考えをお伝えします。
眼瞼下垂(初回、特に他院修正)の治療は症例数の多い病院で受けることをおすすめします。
クリニックのホームページの過大広告を過信しすぎないようにしましょう。