王子のまぶたブログ 眼瞼下垂と二重と逆さまつげと

形成外科専門医の王子富登のブログです。二重まぶたと眼瞼下垂と逆さまつげなどの治療について紹介していきます。

皮膚のたるみが目立つ眼瞼下垂の治療  挙筋腱膜前転とたるみとり  80代女性

どうも形成外科専門医の王子富登です。

 

本日は東邦大学医療センター佐倉病院で、

眼瞼下垂症手術(小切開法)、大きな血管腫の切除術、指の粘液嚢腫の手術がありました。

とてもうまくいきましたので、結果が楽しみです。

明日も眼瞼下垂症手術(挙筋腱膜前転術、眉毛下切除術)が二件ありますので頑張ります。

 

 

さて今回は、皮膚のたるみが多い眼瞼下垂のかたの治療です。

 

 

どのくらい皮膚を切り取るか。それが問題です。

 

 

眼瞼下垂の手術の際の皮膚切除量をどのように決めるか

 

に関しては様々な議論があり、正解はありません。

 

絶対に正しいことといえば、

 

結果がすべて

 

ということくらいでしょう。

 

 

術前の写真です。80代女性ですが、とても若々しい雰囲気のかたです。

主訴は、ものがみえにくい、肩がこるとのことでした。

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事前に鏡を使って打ち合わせをしますが、

見た目の二重幅は1mm以上欲しいとのことで、

なるべくご希望通りに行くようにデザインしました。

局所麻酔での眼瞼下垂症手術(挙筋腱膜前転)を行いました。

 

 

術後6か月の状態です。

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経験者にはわかると思いますが、結果をだすのが難しいまぶたです。

しかしとても良い結果で患者さんも喜んでいただけました。

 

写真使用のご快諾ありがとうございます。

 

次回は手術のデザインと皮膚切除に関する考えをお伝えします。

 

 

 

 

眼瞼下垂(初回、特に他院修正)の治療は症例数の多い病院で受けることをおすすめします。

クリニックのホームページの過大広告を過信しすぎないようにしましょう。