形成外科の王子です。
夏です。手術の時期ですね。
手術を受ける側も手術をする側も頑張りましょう。
逆さまつげ治療としての切開二重手術
さて、二重切開の症例の長期経過をご紹介いたします。
きずの感じなどとても参考になると思います。
以前に1か月までの経過を記事にしていました。
手術内容は上のリンクでご覧になってください。
今回は1年後の経過までみてみましょう。
まず目のひらき。
術前から抜糸、術後1か月、4か月、7か月、1年の写真を並べてみます。
術後1年の写真はカラコンなしメイクなしです。
ほぼオーダー通りの仕上がりです。
もともとの目の大きさがさらに強調される二重幅で非常に美しいですね。
続いて目をとじたところです。
キズは1か月の時点でかなり赤くなります。
それから徐々に赤みがひいていき、
最終的には白い成熟瘢痕となります。
術後1年の写真はノーメイクなのでとても参考になると思います。
このかたのようにもともとのお肌が色黒なかたは、
白い傷跡の線がやや浮いてみえることが多いです。
誰がどんなに綺麗に塗ってもこればかりは肌のタイプの問題なので避けられません。
一方、色白のかたはほぼわからないです。
とてもリアルな情報です。知っているのと知らないのでは大違いです。
続いてまつ毛の評価のための斜めからの写真。
まつ毛の角度と、二重の線のうえのこんもり感に注目です。
まつ毛の向きも上向きになりとても綺麗ですね。
引き込みが強い間の1か月くらいは二重の線の上のこんもり感がありますが、
引き込みが馴染んでくるとこんもり感も軽減されてきますね。
このかたに二重をもっと広くするデザインをしたとすると、
二重の線の上、眉毛の下のこんもり感が目立つことになるので要注意です。
最後に術後1年の伏し目の写真を。
ノーメイクだと少し白さが目立ってしまいますが
へこみやぷっくりはまったくありません。
写真の使用のご快諾ありがとうございました。
二重の手術を検討しているかたには参考になったかと思います。
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手術内容:切開二重(内反症手術)
早期のリスク:腫れ、痛み、内出血、感染、稀に結膜浮腫
見た目のリスク:二重の左右差、予定外重瞼(三重)、二重のくいこみ、
キズアト(場合により2本)、二重の消失、二重が浅くなる、眉毛がさがる、
うわまぶたが厚ぼったく見える、まつ毛の外反など
機能面でのリスク:ツッパリ感、まぶしさ、眼瞼痙攣など
料金:この治療は保険適応では行っておりません。
自費治療で35万円(税別)