形成外科専門医の王子です。
インフルエンザ、コロナ予防に
手洗いうがいマスクのど飴、いつもどおりに頑張っています。
さて、本日は症例紹介ではありません。
(紹介したいご症例はたくさんあるのですが)
実は昨年7月から今年の1月まで、
眼瞼下垂と二重の殿堂、
名古屋のこいずみ形成クリニックで
ほぼ毎週見学させていただいていました。
見学させてもらえるようになるまで
小泉先生と初めてお会いしたのは福岡の学会でした。
そこで私が眼瞼下垂関連の発表をした際に、小泉先生がコメントをくださって、
それからお話をできるようになりました。
小泉先生のyoutubeやブログを見漁っていた私としては勝手に親近感をおぼえていたのでペラペラ話しかけてしまいましたが、
小泉先生からしたら、「あんた誰?」状態だったと思います。
でも先生はとても気さくに対応してくれたのをよく覚えています。
しかも、「いつでも見学にきていいですよ〜」と素晴らしいお答えまでいただきました。
神です。
でなわけで、小泉先生のクリニックに見学に行きたいと常々思っていたのです。
大学勤務時はなかなか時間が取れなかったのですが、
勤務体系が変わって毎週木曜に時間がとれるようになったので、
いまがチャンス!という気持ちで、小泉先生に見学をお願いしました。
そして一回の見学では吸収できる量に限界があるので、
せっかくなら毎週いかせてもらおうと
図々しくお願いしてみたらあっさりオッケーしてくれました。
神です。
まぶたの治療は手術内容も大切ですが、
カウンセリングや術後経過の評価、術後の追加処置なども等しく大切です。
その観点からすると、達人のカウンセリングから手術、術後の経過観察、
必要に応じて行う追加処置などを一連の流れとして経験させてもらうことは、
本当に貴重すぎる経験でした。
特に私はこれまでほぼ独学でまぶたの手術を学んできたので、
尊敬する小泉先生のもとで毎週見学させていただけると決まった時は
小躍りしたいくらい嬉しかったです。
達人の一挙手一投足を目ん玉ひんむいて脳裏に焼き付けることを誓いました。
学んだこと。
まず手術。
小泉先生の手術の鮮やかさに圧倒されます。
とにかく早くて丁寧。
どこかのクリニックのように止血をさぼったりして手術時間を短くするわけではなく、
基本に忠実に、必要なことを省略せずにすべて手際よく行っているのです。
そして無駄なことはしない。
これに尽きます。
だから腫れも少ないし、仕上がりも綺麗で安定。
普通の人では真似できません。
神です。
カウンセリングもたくさん同席させていただきました。
先生のご経験とお人柄を120%生かしたカウンセリングです。
患者さんの希望をできるだけ叶えること。
に最大の重きをおきつつ、先生の知識とご経験から、
「それはできる、それはできない。」
を正しい理論と経験をふまえてわかりやすく説明する。
常に気さくで優しい口調で。
なかなかできないことです。
神です。
(他院のカウンセリングにいったら怒られたなんて人もいる時代ですからね。)
空いた時間には、私からの質問ぜめ。
日頃ひとりで診療していると、
不思議に思うこと、わからないことに遭遇することがあります。
そんなときに書き留めていたことをたくさん質問して、
ご意見や正解をおしえていただきました。
誰よりも忙しく働いているのに、
合間でも診療後でもいやな顔ひとつせずになんでもざっくばらんに答えてくださいました。
こんなかた、美容外科にはいないと思います。
神です。
(日本の美容外科の多くは秘伝の技や経験を他人におしえないんですよ。)
仕事が終わったらお食事タイム。
お気をつかっていただいてなんども食事につれていっていただき、
名古屋名物をたくさん紹介してもらいました。
おいしいものを食べながら、仕事のことからプライベートのことまでいつも楽しくお話しさせていただきました。
神です。
ひつまぶしをご馳走してもらった際のひとこま。
いただいたサイン入り教科書。
小泉先生の確かな技術と明るく優しいお人柄。
先生がたくさんの患者さんたちから愛されている訳がわかりました。
私の見学を快く受けてくださり、出し惜しみなく教えてくれた小泉先生と、
クリニックの皆様、そして手術を見学させていただいた患者さんに
心より感謝申し上げます。
(ありがたいことに先生のもとでの非常勤勤務のお話もいただいたのですが、
私の家庭の事情でお蔵入りになってしまいました。
ご迷惑をおかけして申し訳ありませんでした。)
今回学んだことを生かして、少しでも達人の域に近づけるように、
そして自分らしさも活かせるように、毎日コツコツ頑張ります。