王子のまぶたブログ 眼瞼下垂と二重と逆さまつげと

形成外科専門医の王子富登のブログです。二重まぶたと眼瞼下垂と逆さまつげなどの治療について紹介していきます。

20代女性 眼瞼下垂 〜しっかり幅のみえる二重に〜

どうも形成外科専門医の王子です。

本日は城本クリニック立川院で診療でした。

あいにくの雨でしたが、多くの患者様にお越しいただきありがとうございます。

ヒアルロン酸注入、ボトックス注射、二重埋没法等の施術がありました。

注射や埋没法はプチ整形といわれていますが、

適応や施術法により大きな効果を得ることができます。

逆にいえば、適応や施術法が間違えば効果が得られないとも言えます。

 

前回の続きと解説です。

 

20代女性の右眼瞼下垂症

に対して、右は挙筋腱膜前転術、左は切開重瞼術を施行しました。

(切開重瞼術とは切開の二重の手術です。)

 

まずはデザインです。デザイン前に入念なシミュレーションを行っています。

まぶた中央での切開線(二重)の高さは9.5mm(軽く伸ばして12mm)

目頭側が平行型になるようにデザインしています。

(左まぶたの線は、線の下縁を切開線としています。)

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術直後の写真です。

皮膚切除なし、眼輪筋切除なし

右の挙筋腱膜の前転量はわずか。

二重は挙筋腱膜を用いて作成しています。

まぶたの開きは揃いましたが、左の眉がやや高いのもあって左の二重が広くみえます。

腫れや内出血を極力抑えるコツがありますので、腫れは少ないほうでしょう。

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抜糸時の写真です。

術直後より二重幅が狭くなりましたが、腫れがのこっていますので幅はまだ広めですね。

わずかに二重幅が違いますが、腫れと眉の高さの影響も少しありますね。

この時点で目があけやすくなり、肩こりもとれたとのことでした。

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術前と術後1年の写真を並べてみます。

左の二重幅がわずかにひろいですが、眉の差を考えれば合格でしょうか。

二重幅にも、目のひらきにも満足いただきました。

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術後1年でのきずあとです。皮膚切除なしなので、なじみがよいですね。

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きずがきれいなことはもちろんのこと、

凹まないように、

睫毛の根元が見える魅力的な目になるように、

いつも全力を尽くしています。

 

 

二重と眼瞼下垂のお悩みはぜひ形成外科まで。