どうも形成外科専門医の王子です。
早速1月からまぶた治療が非常に多く予定されています。
この時期の治療を希望されるかたは、
年末年始をダウンタイムに使うかた、
年末年始はご家族と会うので、それ以降に手術をしたいかた、
の2タイプにわかれますね。
ダウンタイムはつらいですが、腫れがひくのを楽しみに頑張って耐えましょう。
今回は下まぶたの内反症の治療です。
まつげを抜いてもらうのはやめましょう。
下まぶたの内反症はざっくりいえば、
下まぶたの老化のによって起こる病気です。
まぶたが内側にひっくりかえり、
まつげが眼球に接触し、
涙や痛みがでます。
こういった症状がでると、最初はみなさん眼科に行くのですが、
「逆さまつげですね。抜いておきましょう。」
といわれて、定期的に通院してまつげを抜いてもらっているパターンが非常に多いです。
それでも間違いではないですが、
永遠にまつげを抜き続けなければならないのは
ストレスですよね。
まぶたの治療を専門としている形成外科医は
下まぶたの内反症の治療も得意としています。
これは再発のしやすい病気であるので、
適切な手術を行わないと再発します。
70代女性です。
逆さまつげということで眼科から紹介されました。
「目がいたいのと涙がよくでてうっとうしい。」
とのことでした。
術前の写真です。
まぶたが内側に回転していてグレイラインがみえていません。
グレイラインというのは、
このようにまぶたの縁にある線のことです。
これが内側にめくりこんでいる状態だと
まつげが眼球にあたるのは当然ですね。
術後1年の状態です。
グレイラインがしっかり見えており、再発もありません。
ななめからの写真を術前術後で比べてみます。
まぶたの内側にはっていたまつげもしっかり外を向き、
非常に良好な状態です。
充血も少なくなりました。
「痛みやごろごろ感は全くなくなりました。」
とのことです。
写真使用のご快諾ありがとうございます。
次回は手術と術後の経過をお伝えします。
千葉県でのまぶた治療はぜひ東邦大学医療センター佐倉病院形成外科で。