王子のまぶたブログ 眼瞼下垂と二重

形成外科専門医の王子富登のブログです。二重まぶたと眼瞼下垂の治療について紹介していきます。

人生が変わる10代の眼瞼下垂手術併用の全切開二重術 〜ダウンタイムと腫れ〜

どうも形成外科専門医の王子富登です。

名前の読み方についてよく聞かれるのですが、

おうじとみと

と読みます。

珍しい名前ですね。

 

本日は城本クリニック立川院で診療です。

城本クリニック立川院ではモニター患者さんを募集しています。

お得に治療を受けられますので是非ご検討ください。

今後は城本クリニックでの美容治療のモニター患者さんの記事も

書いていこうと思います。

 

前回の続きです。

 

10代女性の先天性眼瞼下垂に対する挙筋前転術併用の全切開二重手術

 

今回は術後の経過をメインに載せていきます。

全切開の二重手術の経過に近いので、非常に参考になるのではないでしょうか。

 

術前の写真の再掲です。

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明らかな先天性眼瞼下垂なので、挙筋前転術が必須です。

逆にいえば、このくらい症状がなければ挙筋前転術を併用する必要はほとんどありません。

 

デザインです。

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末広型の自然な感じをご希望とのことでした。

二重は中央部で5mm(軽く伸ばすと6mm)、皮膚切除は2mmとしました。

デザインの際には色々な想像を張り巡らせて、

丁寧に入念にデザインします。

 

 

手術直後の写真です。

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腫れは少なめですが、むかって左のまぶたの開きが悪いです。

手術中の調整の際には、左右の差がかなり小さくなるくらいまで調整していますので、

ここは焦らずこのまま様子をみます。

〜手術直後の左右差について〜

実際、手術中に左右が等しくなるように調整したはずでも、

皮膚を縫合し終わったらまぶたの開きに左右差がでていた

なんてことはよくあります。

全切開の二重手術ですらあることです。

慣れている術者であれば、左右同等な処置をできていますので、

焦らず様子をみていれば左右差は改善してくることがほとんどです。

 

抜糸時の写真です。

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腫れはかなりひいています。平均よりも腫れは少ないです。

今回は二重の幅をやや狭目にしています。

一般的に二重の幅を広く設定すればするほど腫れは長引きます。

赤みはこの程度が普通です。

手術直後にみられていた開きの左右差はまだありますね。

手術の際の所見によっては、抜糸時に挙筋前転の具合を調整する場合もありますが、

ある程度、挙筋操作に慣れと自信があれば、調整することはまれです。

それより二重の食い込みや、まぶたのアーチを、

抜糸の際に調整することはたまにあります。

二重の目尻側が二股になっていますが、これは自然になくなることが多いので、

様子をみます。

 

 

術後1ヶ月の写真です。

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腫れがかなりひきました。もう一息です。

それに伴って、二重の幅もせまくなってきました。

目尻の二重の二股は消えかかってきています。

きずは赤いですが、これは必ずよくなります。

まぶたの開きはよくなってきました。

左右の差もかなり小さくなりましたね。

 

術後3ヶ月の写真です。

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腫れはなくなり、

きずの赤みもなくなり、

外側の二重の二股もなくなり、

まぶたの開きの左右差もほぼなくなり、

良好な結果です。一安心ですね。

 

しつこいですが、参考までに術後6ヶ月の写真も。

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これで完成です。

二重幅とまぶたの開きのバランスは広瀬すずさんのようで

目がとても大きくみえますね。

 

最後に術前-術後一年の写真を。

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正直、激変しました。

人生が変わったのではないでしょうか。

いい方向に変わったと信じています。

 

写真使用のご快諾ありがとうございます。

 

 

最後にひとこと。

 

若い方で挙筋前転(挙筋操作)が最初から必要なかたは少ないです。

二重修正の際には、挙筋前転がたまに必要となることはありますが、

先天性眼瞼下垂のかたに適する治療です。

挙筋前転は諸刃の剣だと考えています。

劇的な効果をもたらす一面もあれば、

合併症のリスクもあります。

 

 

医師に勧められたその下垂手術(挙筋前転)は本当に必要なのか。

 

 

あわてずよく考えてみたほうがよいでしょう。

患者さん、カウンセラーはもちろんのこと、経験の少ない医師にも判断が難しいと思います。

びっくりまなこ、三角目、まぶたが閉じ切らない、瞼板の変形、眼瞼痙攣、、、

色々みせてもらってます。