王子のまぶたブログ 眼瞼下垂と二重と逆さまつげと

形成外科専門医の王子富登のブログです。二重まぶたと眼瞼下垂と逆さまつげなどの治療について紹介していきます。

下まぶたの外反 高度のあっかんべーを治す。 60代男性

どうも形成外科専門医の王子富登です。

 

先日の大雪は大変でしたね。

私は帰宅すると、次の日の手術に間に合わないと予想し、

病院に泊まったので、次の日の帰る頃にはすでに雪がやんでいてラッキーでした。

 

 

さて本日は下まぶたの治療です。

 

下まぶたの高度のあっかんべーを治すには?

 

下眼瞼外反症(かがんけんがいはんしょう)という病気があります。

けが、できもの、加齢性の変化が原因となります。

加齢性の変化として、下まぶたを構成する要素が年とともに弛緩することで

起こるといわれています。

 

治療は手術です。

 

再発しやすいといわれてますので、適切な手術の選択が必須です。

 

術前の写真です。

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かなりの外反です。

テープで押さえていなければすぐにこうなってしまいます。

眼科で手術してもらったらしいのですが、

1週間で再発したとのことです。

ちなみに、このかたは

眼瞼下垂手術を他院で3回、眉毛下皮膚切除を他院で1回しています。

しかし、うわまぶたの二重が浅く、逆さまつげもひどい状況です。

 

術後3か月の写真です。

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眼球にまぶたが密着しています。

後戻りも少なく、よい経過です。

患者様にもご満足いただけました。

写真使用のご快諾ありがとうございました。

 

 

どんな治療をしたのかは次回で。