どうも形成外科専門医の王子です。
花粉症の薬を飲んでいるせいか眠気が強いですが、
本日も診療頑張ります。
さて前回の続きです。
術前の写真を再掲します。
右(向かって左)のまぶたのひらきが縦方向にも横方向にも小さいですね。
これは術後の結果に影響してくることが多いです。
左眉が高いことに加え、目をとじたときも眉が上がっています。
そして二重まぶたの乱れが顕著です。
といろんな評価をしながらプランを練ります。
局所麻酔で手術(挙筋前転術)を行いました。
デザインの写真です。
もともとの二重を参考にしつつ丁寧にデザインします。
余っている皮膚の量をよくみて、若干の左右差をつけました。
二重の幅はすこしでるくらいがよいとのことでした。
手術中の写真です。
しっかりと腱膜固定(挙筋操作)を行います。
この調整の段階までに、
出血を多くさせてしまったり、
ひどく痛がらせてしまったり、
麻酔を効かせすぎてしまったりすると、
正確な調整ができなくなるので、慎重な操作が必要です。
座位で数回確認して、二重を作成して、手術終了とします。
手術時間は1時間5分でした。
手術直後の写真です。仰向けでの撮影で申し訳有りません。
三重まぶた予防にふくろとじ縫いを行なっています。
直後は若干の目のとじにくさがありますが、
この程度は全く問題ありません。
抜糸時の写真です。
腫れはそこまで強くないですがやや皮下出血が目立ちますね。
手術前からある、目の横幅が小さい方(向かって左)が目の開きが小さくみえます。
術後1か月の写真です。
腫れはだいぶひきましたが、内側にまだ腫れが残ります。
そして右目(むかって左)がわずかに小さく感じます。
術後3か月の写真です。
腫れが完全に引きました。
目の大きさが揃ってきました。
左眉(向かって右)が高いことで二重の幅がわずかに広くでています。
これは術前からある癖ですね。
術後6か月の写真です。
左右差も少なく、よい仕上がりです。
ご本人にはとっても喜んでいただけました。
写真の使用のご快諾ありがとうございます。
毎回の症例から学ばせていただくように、
このかたから学ばせていただいたこともいくつかあります。
今後の二重治療、まぶた治療に活かさせていただきますね。
黒目の中心が出ていないかた、けっこういらっしゃいますよね。
病気ですので健康保険で治療できます。
しかし健康保険内で眼瞼下垂治療されたかたでも
とんでもない結果で修正にいらっしゃることもあるので、
病院選びは慎重にしてください。
当院は千葉県で最多症例数を誇りますのでおすすめです。