どうも形成外科専門医の王子です。
千葉県の東邦大学医療センター佐倉病院 で眼瞼下垂診療を行なっています。
いままでに数多くのかたの眼瞼下垂治療を担当させていただいており、
9割以上の方から症例写真の使用の承諾をいただいています。
誠にありがとうございます。
(もちろん写真の使用を控えてほしいかたは遠慮なくおっしゃってください)
これからも続々と情報発信していきますが、
今日はひとやすみです( ´ ▽ ` )
経過をみせていただくことの重要性。について
とっても混んでいる総合病院の外来。
仕事の予定を調整して、
朝早く病院に向かい、
ぎゅうぎゅう詰めのベンチに腰掛けて
自分の名前が呼ばれるのをひたすら待ち続ける。
つらいですよね。
待った挙句に診察時間は5分だったなんて話、よく聞きますよね。
患者さんにとっての一回の診察予約は本当に負担が大きいですよね。
私もできるだけ予約の患者さんの待ち時間を少なくするように努力していますが、
丁寧な説明が必要だったり、時間のかかる処置が必要だったりと、
お待たせしてしまうこともなかなか多いです。
しかし、経過をみせにきてもらうことは大切なんです。
患者さんに外来にきていただいて、
手術の経過をみせていただくこと。
これにより正常経過かどうかの判断ができ、
副作用や合併症を早期発見し、
そういったものがあれば適切な対応をとることができます。
そして私たち形成外科医にとっては
患者さんに術後の経過をみせていただくことは技術と結果の向上に直結します。
フィードバックをしてより良い手術を目指し続けているのです。
手術しっぱなしで経過をみない。みれない。
ことは
テストを受けてから復習しない。
ことと同じです。
テスト前の勉強量とテスト後の復習量、どちらも同じように大切です。
もちろん一番大切なのはテスト本番(手術)であることはいうまでもありません。
そういった理由で
外来で経過をみせていただける患者さんたちに
いつも心の底から感謝しています。