どうも形成外科専門医の王子です。
眼瞼下垂と顔面神明麻痺は千葉県で最多症例数を誇る、
東邦大学医療センター佐倉病院で勤務しております。
本日は日曜日でお休みをいただいておりましたので、
鼻の手術の見学(ライブサージェリー)にいってきました。
日本の形成外科美容外科界で神様とされている菅原先生の手術でしたので、
大変勉強になりました。
いつも素敵な勉強会を主催していただき、誠にありがとうございます。
50代男性の眼瞼下垂症手術
さて、本日は皮膚性の眼瞼下垂の患者様です。
「視野がせまいです。おでこのしわもきになります。」
との訴えで外来にいらっしゃいました。
他院形成外科で手術を断れ、当院で引き受けることなりました。
(断られた理由は、眼瞼下垂ではないといわれたとのことです。)
術前の写真です。
眼瞼挙筋の力は十分にありますので、このかたには挙筋操作は不要です。
ちょうどよい高さに二重を作成して、皮膚もちょうどよい量を切除すれば改善を見込めます。(そのちょうどよい量が非常に難しいのですが。)
派手すぎない、男前な感じの二重のご希望でした。
術後1か月の写真です。
とてもよい経過です。
みための二重の幅(pretarsal show といいます)もご年齢にあった自然な感じです。
二重のひきこみや睫毛の角度もちょうどよいです。
きずが目立たない、きずが凹まない二重の手術を応用してるので、
美容外科的な仕上がりになっています。
眉毛もさがって、若々しくなりましたね。
「見えやすくなったし、家内にも爽やかになったと褒められます。」
大変喜んでいただけました。
写真の使用のご快諾ありがとうございます。
どのくらい腫れるのか。
ということは患者さんの気になることのトップ3に入っていると思います。
次回は腫れの程度がわかるように、術後の経過の写真とデザインを解説したいと思います。